全開の唄

かりゆし58( 嘉利吉58 ) 全開の唄專輯

2.思ひ出

作詞:前川真悟
作曲:前川真悟

薄暗い教室でアナタとふたり
言葉探せないまま夕日に染まる
それぞれ別々の道を行くから
もう會えなくなること本當は知っていた
アナタの聲 少しかすれる 僕は耳をふさぐ
校庭に散るサクラの花が靜かに泣いた

夜空飾る花火がアナタを照らす
幼さ殘る橫顏 眩しかった
祭が終わった後の夏の短さを
あの頃のふたりはまだ知らなかった
おぼろ月夜に馳せた戀は 行く宛もないまま
微熱を帶びて ただ寄り添って やがて朝が來た

アナタの目を見ることも出來ないままで
僕はうつ向いていた 長く伸びた影法師

最後の言葉は風の中 遠い記憶の中
校庭に散るサクラの花が靜かに泣いた